過去の課題を振り返る

教本・教則

かなり昔、埼玉の春日部HORIZONというライブハウスにお世話になりました。

そこの店長兼ドラマーの小和田さんという方に短期間ですが練習を見てもらい、その時の課題が今の俺の基礎となりました。

過程がなかなか面白いので、おさらいを兼ねて久しぶりにプレイしていきます。

2拍3連

3連符アクセント

パンクバンドでオリジナル曲で活動しつつも、まだまだ初心者の域から出られる程のレベルではありませんでした。

なのに変に思い上がっていたもんですから、始末に置けない・・・。思い返すと本当に恥ずかしい。

そんな状態でまず出された課題がこれ

見やすくする為、上下に分離させて記述していますが、バスドラとフットハイハット、要は両足のエクササイズです。

左足で4分を踏みながら、右足で3連を踏む。

そんな事、当然当時の俺は出来るはずもなく、困惑していました。

そしたら一転、こちらのエクササイズ

両足同時踏み。

これをクリックを流しながら練習。ポイントはクリックの音がかき消される様にピタリと合わせる事。

最初は30分ぶっ続けでだったんですけど、テンポたかだか100程度でもキツかった。

続いて、三連符のアクセント。

下半身は先ほどの両足エクササイズの感覚で踏むんですが、ハットは2と4で裏拍で踏む。当時当然ジャズの知識なんて皆無でしたから、何でこんな事するのか意味不明だったんですけど、これが後に大いに役立ったんですよね!

そして、アクセントの位置が変化したパターン

最初は各パターンごとに練習していました。真ん中にアクセントが来るパターンが一番苦労しましたね。

しかし、3連符のアクセント練習って両手に交互にアクセントが来るから、初心者の練習として本当に合理的ですね。

小和田さんのチョイスのセンスに今更ながら感動です。

そして2週間位経った頃、次のステップとして、一小節ごとにアクセント位置をずらし、連続で練習。

真ん中のパターンに移行する瞬間がこれまた一苦労。頭にアクセントがあると、勢いに乗りがちになるんですけど、そこに真ん中アクセントの切り替えが来ると、まるで急ブレーキがかかったような錯覚に陥るんですよね。

後ろのパターンに関しては、こいつはこいつで引っ張る様な感じだし。

個別だと出来るのに、連続させるだけでこうも難易度が変わるとは・・・。

これを、テンポ100から始め。150で出来るまで続けました。

そして繋がる

最初の4分と3連同時のエクササイズなんて、もうすっかり忘れてたんですけど、次とステップとして今度は4分音符ごとにアクセントの位置を変える。

要は一つの3連符ごとに変えていくんですね。

これはコツ掴むまで大変でしたね。何度も躓きながらも、超ゆっくりのテンポでぎこちないながらも練習しました。

そうすると、このアクセント部分だけを注目すると・・・

なんと3連になっているではないですか!

全てはここに辿り着く為の課題だったのですね。

後は右手を足に変えるだけ。

ハイハットを基準にすれば、両足同時→左の一音後に右→左の二音後に右

とすればいいですからね。これは出来た時は感無量の思いで満たされましたね。

その後、バンドが解散していまい、この課題のみで終わってしまったのですが、もう少し指導していただきたかったですね。

でも、この時期に見ていただいたからこそ、今の俺があると思っています。