前回スティックの素材について色々調べてみたので、流れでグリップについても調べてみました。
改めて基本に立ち返って調べると、色々発見があって面白いですね。
握り方は主に二種類
左がレギュラーグリップ、右がマッチドグリップです。
レギュラーグリップ
左手の持ち方に特徴があるグリップです。
独特なしなるような動きで、柔軟なニュアンスが出せるのが魅力です。
ドラムのご先祖、マーチングドラムが発祥で、昔は片側の肩から小太鼓を下げるスタイルで、どうしても打面が傾いてしまうため、叩きやすくする為に生まれたといわれています。
主にジャズで用いられている印象ですね。
音量が出にくいので、ロックでは用いられないと思いきや、なんとALL THAT REMAINSという海外のメタルバンドのドラマーがこのグリップで演奏しています。化け物か!
とはいえ、実に繊細な音が出せるので、極めればデメリットがほぼ無いと言われていて、実際「神」と崇められているトッププレイヤーは皆、このグリップです。
で、俺はというと、出来ません…。
このグリップでよくダブルストロークとか出来ますよね。
ジャズやマーチングには興味があるので、いずれ本格的に練習したいですね。
マッチドグリップ
左右同じ持ち方で、自然に棒を持つ時の握り方なので、ビギナー向けです。
「自然」でビギナー向け、なんて言われるので名前的にこっちの方が「レギュラー」っぽいんですが、逆なんですよね。よくこんがらがりました。
(※画像はいずれも「DRUMMER’S PERFECT TRAINNING」坂田稔著より)
そして、手の甲の向きにより、さらに3種類に分類されます。
ジャーマングリップ 手の甲が真上。細かいタップ音や弱音を出しやすく、クラシックでよく用いられるそうです。
フレンチグリップ 親指の爪が真上。ティンパニ奏者が採用している事から、ティンパニグリップとも呼ばれるそうです。細かい連打に向いている為、ハットやライドと部分的に使用するプレイヤーも多いそうです。
アメリカングリップ 上記2つのグリップの中間で手首が動かしやすく、一番ポピュラーなグリップです。持ちやすく幅広いジャンルで用いられています。
(※画像はサウンドハウスHPから引用させていただきました。)
俺はマッチドグリップ&アメリカングリップです。
握り方は、
親指と人差し指の第一関節が交差すう位置でつまみ、
親指と小指の付け根のくぼみに丁度収まるように握ります。
稀に片手16ビートの曲を演奏したりするので、その場合フレンチグリップのが跳ね返りが良くて刻みやすいので、変えたりしています。
出したい音によって、明確に意識してグリップを変えるようにもしたいです。
何事もメリハリが大事ですもんね!