セッティング

kojiknsetting

LIVE時のセッティングです。

3点セットに10”スプラッシュ一本と、シンプルなセットです

セッティング方法

全ての始まりは椅子

自分のセットでワンマンで活動できるレベルには程遠いので、借り物のセットで練習やLIVEを行いますが、やはりある程度は一定のコンディションで挑みたいものです。その為には、何時何処のドラムセットでも一定のセッティングができる様にする事が大事だと思っています。

そこで重要視しているのが「椅子の高さ」です。

椅子の高さが一定に決まれば、セッティングも一定にできます。そこで常に一定の高さに決められる様に、膝と手を使います。

直立して手を腿の全面に、膝のお皿の縁に中指の先が触れるように置きます。その状態で中指の関節を目安に高さを調節します。(第一関節を目安にしています。)

メーカーにより椅子の柔らかさが違い、沈み込みにより感覚にズレが生じますが、座る前の高さを優先します。(調整しても違和感が拭えない事が殆どなので…。対バン形式で活動してる宿命だと思ってます。)

椅子の高さを決めたら、次はスネアの高さと傾きを決めます。

ハードめな曲が多く、ストロークが大きいので低めに調節します。椅子に座った時のヘソの高さよりやや下あたりで調整し、角度は10度くらいでしょうか。

スネアが決まってしまえば、他のパーツは自ずと決まっていきます。

ちなみに、シンバル・タム・スネア全てのパーツ自分に向けて角度をつけます

正解は一つじゃない。

いろんなドラマーの意見を聞いてみると、

「椅子は高くなければダメだ!」(脱力して、足の重みだけでバスドラの音を出せる為)

「スネアは水平にすべき!」(リムショットを安定させる為)

「ハイハットは低いのが常識!」(高いとショルダーと叩いてしまい、乱雑な音になる為)

などなど、色んな理論が出てきます。

でも、そんなの全部無視です(笑)

だって正解が決まっているなら、調節できる幅なんてもっと狭くていいはずですよね?。しかし実際は椅子もスタンドもかなり大きい幅で角度や高さを調整できます。

何故か?

あらゆる人、あらゆるニーズに応える為に他なりませんよね。そう、結局は自分がやり易ければ何でもアリなんです!

スネア調整の項でも触れましたが、俺はハードな曲を中心に活動しているので、リムショットの指摘をいただく事が多かったんですよ。

それこそ「スネアを水平にしないとリムにかからないからダメ!」みたいにすっと言われ続けてきて、その通りなのかな…と自分でも思い始めていた頃です。

ある日の対バンに、たまたまプロで活動してるスラッシュメタルドラマーがいらしたんです。

それで、その人のスネア・タムのセッティングが45度位の傾斜に傾いてて、おおよそ常識とはかけ離れたセッティングでした!

本当に衝撃でしたね。メタルに限らず、水平にセッティングするのが全体的に流行っていた頃でもありましたからね。

自分を貫くことの大事さを学んだ気がしました。